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Artwork for #ワンますラジオ

#ワンますラジオ

松田祐典|麻酔科医

ワンランク上の麻酔科医になれる「#ワンますラジオ」
毎回10分で、臨床の現場で役立つエビデンスをコンパクトに解説。通勤時間や仕事の合間など、忙しい臨床の「すきま時間」にお聴きいただけるとうれしいです。
毎週月・水・金配信。
▼パーソナリティー
松田祐典|産科麻酔科医 https://x.com/yusuke_mazda

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  • 43 episodes
  • a few times a week
  • Avg 15 min
  • Japanese
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  • Friday · 20 min

    【雑談放送#31】聞くだけでは濃すぎる?——ワンますラジオを文字でも届ける、noteとワンますニュースの使い分け

    医局で「内容が濃すぎて、通勤中に流し聞きできない」と言われたことをきっかけに、ワンますラジオをこれからどう届けていくかを話した雑談回です。放送の翌日には文字でも読めるよう、noteとワンますニュースで届ける形に整えていること、noteはAIも参照できる開かれた場所、ニュースレターは自分のメールボックスに残る手元の資料という使い分け、作り直し中の松田AIや、過去の放送をまとめて検索できる場所づくりまで語ります。 【このポッドキャストについて】 ワンランク上の麻酔科医になれる「#ワンますラジオ」 週3回、10分間で、臨床の現場で役立つエビデンスをコンパクトに解説。通勤時間や仕事の合間など、忙しい臨床の「すきま時間」にお聴きいただけるとうれしいです。 ▼出演 松田祐典|麻酔科医 ▼情報発信 ワンますニュース noteで論文について学ぶ Substackでワンますの裏側を見る ▼Episode ID 2026_Mazda_Original_1024

  • Thursday · 14 min

    【産科麻酔#57】胎盤病理で絨毛膜羊膜炎を除いたら見えた、硬膜外発熱の本当の影響——北里発のエビデンス

    北里大学病院の1,621例で、胎盤病理で組織学的絨毛膜羊膜炎(CAM)が確認された症例を除いたうえで、無痛分娩中の母体発熱と新生児転帰を比べた症例対照研究です。傾向スコアマッチング各186例で、5分Apgarスコア <7は4.8%と4.3%で差がなく、発熱は分娩時間の延長と胎児頻脈(36.0% vs 10.7%)に関連しました。胎盤病理を日常的に行う日本だからできた研究であること、産婦人科との協働、後ろ向き研究こそ最初に「どのデータを取るか」を詰める大切さまで語ります。 【このポッドキャストについて】 ワンランク上の麻酔科医になれる「#ワンますラジオ」 週3回、10分間で、臨床の現場で役立つエビデンスをコンパクトに解説。通勤時間や仕事の合間など、忙しい臨床の「すきま時間」にお聴きいただけるとうれしいです。 ▼出演 松田祐典|麻酔科医 ▼情報発信 ワンますニュース noteで論文について学ぶ Substackでワンますの裏側を見る ▼参考文献 Impact of Epidural-Related Maternal Fever on Neonatal Outcomes: A Single-Center Retrospective Case–Control Study Excluding Confirmed Histological Chorioamnionitis ▼Episode ID 2026_Yamazaki_AA

  • Tuesday · 15 min

    【産科麻酔#56】子宮口7 cm以降の「痛い!」にどう対応する?——0.3%アルカリ化リドカイン、北里143人の後ろ向き検証

    北里大学病院の日向先生らによる、分娩進行期(子宮口7 cm以降)の突出痛に、エピネフリンと炭酸水素ナトリウムを加えた0.3%リドカインを硬膜外にレスキュー投与した143人の後ろ向き研究です。投与量の中央値は3 mLで、VAS中央値は50 mmから0 mmへ下がり、88.1%がVAS ≤10 mmに。modified Bromage scoreが増えたのは3.5%でした。PCEAだけでは取り切れない分娩終盤の痛みへの考え方、0.3%という濃度の絶妙さ、施設の工夫をデータで示して論文にすることの大切さまで語ります。 【このポッドキャストについて】 ワンランク上の麻酔科医になれる「#ワンますラジオ」 週3回、10分間で、臨床の現場で役立つエビデンスをコンパクトに解説。通勤時間や仕事の合間など、忙しい臨床の「すきま時間」にお聴きいただけるとうれしいです。 ▼出演 松田祐典|麻酔科医 ▼情報発信 ワンますニュース noteで論文について学ぶ Substackでワンますの裏側を見る ▼参考文献 Management of breakthrough pain during advanced labor with epidural alkalinized lidocaine 0.3%–epinephrine: a single-center retrospective study (2022–2026) ▼Episode ID 2026_Hyuga_IJOA

  • Tuesday · 19 min

    【研究紹介#22】周術期薬剤管理加算はどれだけ取られている?——NDBオープンデータで見た14.3%→20.4%

    2022年度の診療報酬改定で導入された周術期薬剤管理加算を、誰でも無料で手に入るNDBオープンデータで都道府県ごとに調べた、松田自身の論文の紹介です。全国の算定率は14.3%から20.4%へ上昇し、病院当たり・100床当たりの病院薬剤師数や麻酔科医数と相関しましたが、多変量解析では個別の因子は有意ではありませんでした。倫理委員会の要らないオープンデータ研究の進め方、麻酔管理料と加算を1対1で対応させる難しさ、自分の病院で算定できていない理由を話し合うための外部データとしての使い方まで語ります。 【このポッドキャストについて】 ワンランク上の麻酔科医になれる「#ワンますラジオ」 週3回、10分間で、臨床の現場で役立つエビデンスをコンパクトに解説。通勤時間や仕事の合間など、忙しい臨床の「すきま時間」にお聴きいただけるとうれしいです。 ▼出演 松田祐典|麻酔科医 ▼情報発信 ワンますニュース noteで論文について学ぶ Substackでワンますの裏側を見る ▼参考文献 Nationwide Evaluation of Perioperative Pharmacy Service Fee Claiming Rates in Japan: A Cross-sectional Analysis of the National Database of Health Insurance Claims and Specific Health Checkups of Japan Open Data ▼Episode ID 2026_Mazda_JMAJ

  • S2 · E54
    October 15 · 13 min

    【麻酔全般#54】GLP-1受容体作動薬の使用者は、周術期の逆流・誤嚥が1.41%——英国47,039人の前向き調査

    英国119施設・47,039人の全国前向き多施設コホート研究。GLP-1受容体作動薬の使用者は1,348人(2.9%)で、肺誤嚥および/または逆流は使用群1.41%、非使用群0.12%(オッズ比11.39)でした。ただし使用群19件のうち肺誤嚥を伴ったのは2件で、半数以上(10件)は導入より覚醒時に起きていました。自由診療で使っているマンジャロを患者さんが言い出しにくい心理、学会でまだ議論が少ないことへのもどかしさ、マンジャロとゼップバウンドで薬価が違う理由まで語ります。 【このポッドキャストについて】 ワンランク上の麻酔科医になれる「#ワンますラジオ」 週3回、10分間で、臨床の現場で役立つエビデンスをコンパクトに解説。通勤時間や仕事の合間など、忙しい臨床の「すきま時間」にお聴きいただけるとうれしいです。 ▼出演 松田祐典|麻酔科医 ▼情報発信 ワンますニュース noteで論文について学ぶ Substackでワンますの裏側を見る ▼参考文献 Peri-operative glucagon-like peptide-1 receptor agonist use and outcomes: a national prospective multicentre cohort study ▼Episode ID 2026_Potter_Anaesthesia

  • S1 · E55
    October 13 · 13 min

    【産科麻酔#55】出産後の回復尺度ObsQoR-10は、産後30日まで使える?——スイス1,935人の検証

    スイス全国の多言語コホート(SOCRATES)で、産後30日以内にObsQoR-10に答えた1,935人を、産後0〜2日・3〜7日・8〜30日に分けて検証した二次解析。内的一貫性(Cronbach’s α 0.83〜0.86)は各時期で保たれた一方、EQ-5D-5Lとの相関はρ −0.51、−0.48、−0.30と、後の時期ほど弱まりました。ObsQoR-10がどう生まれたか、出産後の回復をルーチンに測る難しさと「出産の翌日に全員取る」すすめ、そして出産後の回復をこれから10年かけて磨き上げたいという自分の研究への思いまで語ります。 【このポッドキャストについて】 ワンランク上の麻酔科医になれる「#ワンますラジオ」 週3回、10分間で、臨床の現場で役立つエビデンスをコンパクトに解説。通勤時間や仕事の合間など、忙しい臨床の「すきま時間」にお聴きいただけるとうれしいです。 ▼出演 松田祐典|麻酔科医 ▼情報発信 ワンますニュース noteで論文について学ぶ Substackでワンますの裏側を見る ▼参考文献 Evaluation of the Obstetric Quality of Recovery-10 scoring tool up to 30 days postpartum: a secondary cross-sectional psychometric analysis (SOCRATES cohort) ▼Episode ID 2026_Celetta_IJOA

  • S1 · E54
    October 11 · 15 min

    【産科麻酔#54】フォンタン循環の妊婦さん、帝王切開の麻酔は「少しずつ足す」——イスラエル15年・12人32妊娠の記録

    イスラエル・エルサレムのShaare Zedek Medical Centerで、2011〜2026年に管理されたフォンタン循環の女性12人・32妊娠をふり返った単施設の後方視的研究。生児を得た17分娩のうち76%(13/17)が帝王切開で、麻酔情報のある12件中10件(83%)が脊髄幹麻酔、うち9件は低用量CSE(髄腔内の高比重ブピバカイン中央値5 mg)に硬膜外から少しずつ足す管理でした。予防的フェニレフリンは全12件に使われ、母体死亡はありませんでした。シークエンシャルCSEの考え方、同じフォンタンでも心室のタイプで変わる循環、いきませずに分娩第2期を短くする「カーディアック・デリバリー」、マウントサイナイ病院で経験したフォンタン妊婦さんの管理まで、「突き詰めると個別化した対応しかない」という結論を語ります。 【このポッドキャストについて】 ワンランク上の麻酔科医になれる「#ワンますラジオ」 週3回、10分間で、臨床の現場で役立つエビデンスをコンパクトに解説。通勤時間や仕事の合間など、忙しい臨床の「すきま時間」にお聴きいただけるとうれしいです。 ▼出演 松田祐典|麻酔科医 ▼情報発信 ワンますニュース noteで論文について学ぶ Substackでワンますの裏側を見る ▼参考文献 Anesthetic management in pregnant women with Fontan circulation: a single-center retrospective study (2011-2026) ▼Episode ID 2026_Aljuba_IJOA

  • S2 · E53
    October 8 · 18 min

    【麻酔全般#53】スガマデックスで抜管失敗は減る。それでもTOF 0.4〜0.9ならネオスチグミン

    上部消化管内視鏡の処置で全身麻酔・気管挿管を受け、ロクロニウムを使った成人15,730人(傾向スコアで1群7,865人ずつ)を比べた米国の大規模データ研究。抜管失敗(30日以内の人工呼吸または再挿管)はスガマデックス3.88%、ネオスチグミン5.79%(リスク比1.49)で、無気肺と予定外のICU入室もスガマデックスで少なく、30日死亡は差がありませんでした。後半は同号のエディトリアルを紹介。定量的な筋弛緩モニタリングでTOFカウント4・TOF比0.4〜0.9ならネオスチグミンは今も適切な選択肢——薬の値段と医療の財源、TOFウォッチで知った自分の抜管のいい加減さ、ネオスチグミンを使ったことのない若手が増える心配まで、筋弛緩への偏愛を語ります。 【このポッドキャストについて】 ワンランク上の麻酔科医になれる「#ワンますラジオ」 週3回、10分間で、臨床の現場で役立つエビデンスをコンパクトに解説。通勤時間や仕事の合間など、忙しい臨床の「すきま時間」にお聴きいただけるとうれしいです。 ▼出演 松田祐典|麻酔科医 ▼情報発信 ワンますニュース noteで論文について学ぶ Substackでワンますの裏側を見る ▼参考文献 Sugammadex vs. neostigmine and the risk of postoperative pulmonary complications after upper gastrointestinal endoscopic procedures: a propensity score matched analysis of 15,730 patients Sugammadex vs. neostigmine: the train-of-four counts too(Editorial) ▼Episode ID 2026_Tsai_Anaesthesia

  • S9 · E39
    October 6 · 13 min

    【産科麻酔論文100選】硬膜外カテーテルはなぜ5 cm?多孔式カテーテル3・5・7 cmを比べた1995年のRCT

    硬膜外カテーテルを硬膜外腔に5 cm入れる——多くの論文やマニュアルで目安になっているこの数字の根拠になるのが、1995年のこのRCTです。分娩中の女性100人で多孔式カテーテルの留置長を3・5・7 cmに割り付けると、不完全鎮痛は5 cmで6.3%と最も少なく(3 cmは31.4%、7 cmは33.3%)、7 cmでは静脈内迷入が17.5%に増えました。単孔式から多孔式、オープンエンドからクローズドエンドへというカテーテルの変遷や、「4 cmか5 cmか」を比べる研究はなぜ難しいのかという研究デザインの話もあわせてお届けします。 【このポッドキャストについて】 ワンランク上の麻酔科医になれる「#ワンますラジオ」 週3回、10分間で、臨床の現場で役立つエビデンスをコンパクトに解説。通勤時間や仕事の合間など、忙しい臨床の「すきま時間」にお聴きいただけるとうれしいです。 ▼出演 松田祐典|産科麻酔科医 ▼情報発信 ワンますニュース noteで論文について学ぶ Substackでワンますの裏側を見る ▼参考文献 The Optimal Distance That a Multiorifice Epidural Catheter Should Be Threaded into the Epidural Space ▼Episode ID 1995_Beilin_AA

  • S1 · E53
    October 4 · 10 min

    【産科麻酔#53】カテーテル3 cmは効きが速いが掻痒が多い——DPE+PIEBの留置長RCT

    DPE(硬膜穿刺硬膜外鎮痛)とPIEBで無痛分娩を行うとき、硬膜外カテーテルを硬膜外腔に何cm残すのがよいのか。102例を3・5・7 cmに割り付けたRCTでは、3 cm群で鎮痛到達までが5.2分と最も速い一方、掻痒は32.4%と多く、著者は5 cmが適切かもしれないと結論づけています。「硬膜に開けた穴に近いほど速く効く」という読み解き、抵抗消失が4.5 cmのときに何cmで固定するか、BMIが高い妊婦さんでは深めに入れる理由、局所麻酔薬だけのローディングなら3 cmもありかもしれない、という考えまで臨床目線で語ります。次回は、この研究の元になった古典を紹介します。 【このポッドキャストについて】 ワンランク上の麻酔科医になれる「#ワンますラジオ」 週3回、10分間で、臨床の現場で役立つエビデンスをコンパクトに解説。通勤時間や仕事の合間など、忙しい臨床の「すきま時間」にお聴きいただけるとうれしいです。 ▼出演 松田祐典|産科麻酔科医 ▼情報発信 ワンますニュース noteで論文について学ぶ Substackでワンますの裏側を見る ▼参考文献 Appropriate length of epidural catheter in epidural space for labour analgesia with dural puncture epidural combined with programmed intermittent epidural bolus ▼Episode ID 2026_Liu_BMCAnesthesiology

  • S3 · E30
    October 3 · 11 min

    【雑談放送#30】新アプリ「ワンます文献レビュー」はじめました/産科麻酔の論文を、毎日1本だけ

    ワンます文献レビュー(ベータ版)→ https://bunken.yusukemazda.com 今回はエクストラな回として、ぼくが作ったウェブアプリ「ワンます文献レビュー(ベータ版)」をご紹介します。産科麻酔の論文を毎日1本だけ、平日は麻酔と産科の主要10誌の新着から、土日はワンますラジオの「産科麻酔論文100選」などの名作論文からお届けします。下書きはAIが作り、ぼくが目を通してから載せています。ベータ版なので、アプリの「意見を送る」からご意見をいただけるとうれしいです。後半は公式サイト yusukemazda.com のご案内もしています。 【このポッドキャストについて】 ワンランク上の麻酔科医になれる「#ワンますラジオ」 週3回、10分間で、臨床の現場で役立つエビデンスをコンパクトに解説。通勤時間や仕事の合間など、忙しい臨床の「すきま時間」にお聴きいただけるとうれしいです。 ▼出演 松田祐典|麻酔科医 ▼情報発信 ワンますニュース noteで論文について学ぶ Substackでワンますの裏側を見る ▼Episode ID 2026_Mazda_Original_1003

  • S2 · E52
    October 1 · 13 min

    【麻酔全般#52】血圧を上げてもAKI・心筋傷害は減らなかった——せん妄は?試験逐次解析つきメタ解析

    術中の血圧を高めに保てば、術後の急性腎障害や心筋傷害、せん妄は減らせるのか。予定非心臓手術のRCT 15試験・15,603人を統合したメタ解析では、通常の目標より高い血圧目標でも、全死亡(RR 1.00)・急性腎障害(RR 0.95)・急性心筋傷害(RR 1.02)は減らず、減ったのは術後せん妄(RR 0.73)だけでした。ただしせん妄は試験逐次解析では確定に届いておらず、対象も高齢者に限っていません。収縮期血圧80から平均動脈圧65へと上がってきた昇圧の基準、ICUと産科麻酔をつないだ学位論文の思い出、複数の因子が絡む合併症を単一の介入で減らす難しさまで語ります。 【このポッドキャストについて】 ワンランク上の麻酔科医になれる「#ワンますラジオ」 週3回、10分間で、臨床の現場で役立つエビデンスをコンパクトに解説。通勤時間や仕事の合間など、忙しい臨床の「すきま時間」にお聴きいただけるとうれしいです。 ▼出演 松田祐典|産科麻酔科医 ▼情報発信 ワンますニュース noteで論文について学ぶ Substackでワンますの裏側を見る ▼参考文献 Higher versus Routine Intraoperative Blood Pressure Targets in Noncardiac Surgery: A Systematic Review and Meta-analysis with Trial Sequential Analysis of Randomized Trials ▼Episode ID 2026_Chiou_Anesthesiology

  • S9 · E38
    September 29 · 14 min

    【産科麻酔論文100選】ブラッドパッチ「20 mL」の根拠はここから——5年がかりの無作為化試験121例

    前回のBerger回で予告した、ブラッドパッチの「20 mL」の根拠になった古典的RCTです。6か国10施設で5年をかけ、偶発的硬膜穿刺後に頭痛が出た産科の患者さん121例を自己血15・20・30 mLに無作為に割り付けたところ、持続的完全消失は10%・32%・26%で、20 mLの15 mLに対するオッズ比は4.49でした。後半は、PDPHと産後うつ・PTSDの関係や、入院期間の長い日本だからこそのブラッドパッチのやりやすさにもふれながら、「偶発的硬膜穿刺をしたら、ブラッドパッチをやるものと思って準備する」という産科麻酔科医としてのスタンスを話します。 【このポッドキャストについて】 ワンランク上の麻酔科医になれる「#ワンますラジオ」 週3回、10分間で、臨床の現場で役立つエビデンスをコンパクトに解説。通勤時間や仕事の合間など、忙しい臨床の「すきま時間」にお聴きいただけるとうれしいです。 ▼出演 松田祐典|産科麻酔科医 ▼情報発信 ワンますニュース noteで論文について学ぶ Substackでワンますの裏側を見る ▼参考文献 The Volume of Blood for Epidural Blood Patch in Obstetrics: A Randomized, Blinded Clinical Trial ▼Episode ID 2011_Paech_AA

  • S1 · E52
    September 27 · 13 min

    【産科麻酔#52】ブラッドパッチは30 mL以上?注入量が多いほど再パッチが少なかった——産科285例

    産科の硬膜穿刺後頭痛に対するブラッドパッチで、背中の圧迫感や痛みが出るまでゆっくり注入した285例を振り返ると、注入量の中央値は28.0 mL。注入量が多いほど2回目のブラッドパッチが少なく(1 mLあたり OR 0.96)、30 mL以上では頭痛の完全消失とも関連していました。後ろ向き研究で因果は言えず、同じ号のエディトリアルと2024年の国際コンセンサス(推奨は15〜20 mL)もあわせて紹介しつつ、NRFitのシリンジ事情も含めて「現場では何mL入れるか」を考えます。 【このポッドキャストについて】 ワンランク上の麻酔科医になれる「#ワンますラジオ」 週3回、10分間で、臨床の現場で役立つエビデンスをコンパクトに解説。通勤時間や仕事の合間など、忙しい臨床の「すきま時間」にお聴きいただけるとうれしいです。 ▼出演 松田祐典|産科麻酔科医 ▼情報発信 ワンますニュース noteで論文について学ぶ Substackでワンますの裏側を見る ▼参考文献 Association Between Injected Volume and Epidural Blood Patch Success on Obstetric Post-Dural-Puncture Headache: A Retrospective Cohort Study Epidural Blood Patch Volume: Is More Better? ▼Episode ID 2026_Berger_AA

  • September 24 · 10 min

    【雑談放送#29】祝フォロワー200名突破!耳で学ぶ医学教育のこれから

    #ワンますラジオのフォロワーが200名を突破しました。いつも聴いてくださって本当にありがとうございます。今回はそのお礼と、「ポッドキャストで医学を学ぶ」ということについて話しました。耳から学ぶことの学習効果、スライドを出さず身振り手振りだけで成立させている理由、車通勤の多い地域で学べるものを作りたかったという動機、そして「これは麻酔科控室の雑談みたいなもの」という番組のスタンスまで。エンターテインメントの中にちょこっとだけ学びがある、それくらいの距離感でこれからも続けていきます。 【このポッドキャストについて】 ワンランク上の麻酔科医になれる「#ワンますラジオ」 週3回、10分間で、臨床の現場で役立つエビデンスをコンパクトに解説。通勤時間や仕事の合間など、忙しい臨床の「すきま時間」にお聴きいただけるとうれしいです。 ▼出演 松田祐典|産科麻酔科医 ▼情報発信 ワンますニュース noteで論文について学ぶ Substackでワンますの裏側を見る ▼Episode ID 2026_Mazda_Original_0925

  • September 22 · 13 min

    【産科麻酔#51】脱水だと帝王切開が増える?分娩中の輸液をめぐる、知らなかったエビデンス2本立て

    2024年の全米的な輸液不足を受けて、分娩中の維持輸液を125 mL/hからルート確保だけの10 mL/hに絞り、経口補水を勧めた施設で何が起きたか。NTSV(初産・正期産・単胎・頭位)2,506例の後ろ向き研究で、帝王切開率は28.4% vs 30.7%と有意差なし、総分娩時間も差はなく、ただしテルブタリンの使用だけが12.4% vs 8.7%と多くなっていました。この論文を読んで「そもそもなぜ輸液量と帝王切開率が結びつくのか」がわからず調べ直して行き着いた2017年のメタ解析(250 mL/hだと帝王切開12.5%、125 mL/hだと18.1%。ただし経口摂取を制限しなければこの差は消える)もあわせて紹介する、2本立ての回です。 【このポッドキャストについて】 ワンランク上の麻酔科医になれる「#ワンますラジオ」 週3回、10分間で、臨床の現場で役立つエビデンスをコンパクトに解説。通勤時間や仕事の合間など、忙しい臨床の「すきま時間」にお聴きいただけるとうれしいです。 ▼出演 松田祐典|産科麻酔科医 ▼情報発信 ワンますニュース noteで論文について学ぶ Substackでワンますの裏側を見る ▼参考文献 Effect of Intravenous Fluid Restriction on Nulliparous, Term, Singleton, Vertex Cesarean Delivery Rates Intravenous fluid rate for reduction of cesarean delivery rate in nulliparous women: a systematic review and meta-analysis ▼Episode ID 2026_Tavakoli_AJOGMFM

  • September 20 · 13 min

    【産科麻酔#50】産後の入院中、母親は眠れていない——アクチグラフィーが測った睡眠3.6時間

    経腟分娩28例と予定帝王切開33例、計61例の産後入院中の睡眠と活動を、手首装着型アクチグラフィーで測ったスタンフォードのパイロット研究です。睡眠は両群とも悪く(睡眠1回あたりの中央値3.6時間)、睡眠効率・総睡眠時間・中途覚醒に差はありませんでした。睡眠中の体動指数(5.4 vs 7.2)と睡眠分断化指数(5.6 vs 19.0)は経腟分娩のほうが低かったものの、多重比較の補正後には有意差が残らず、一方で帝王切開群は産後0〜2日目の座位・軽度活動が有意に多く、こちらは補正後も残りました。産後の睡眠と産後うつの関係、手首装着型モニターを臨床で使えないか、という話まで広げています。 【このポッドキャストについて】 ワンランク上の麻酔科医になれる「#ワンますラジオ」 週3回、10分間で、臨床の現場で役立つエビデンスをコンパクトに解説。通勤時間や仕事の合間など、忙しい臨床の「すきま時間」にお聴きいただけるとうれしいです。 ▼出演 松田祐典|産科麻酔科医 ▼情報発信 ワンますニュース noteで論文について学ぶ Substackでワンますの裏側を見る ▼参考文献 Inpatient activity and sleep following vaginal versus scheduled cesarean delivery using actigraphy: an observational pilot study ▼Episode ID 2026_OCarroll_IJOA

  • S2 · E51
    September 17 · 13 min

    【麻酔全般#51】新生児手術の輸血、51.1%がHb 12以上——死亡と関連したのはHbより「輸血量」

    非心臓手術を受けた新生児1,305例のうち22.8%が周術期に赤血球輸血を受け、術後Hbが測れた輸血例の51.1%はHb 12.0 g/dL以上でした。ところが、この「Hbが高すぎる輸血」そのものは合併症や死亡と有意な関連がなく、死亡と関連していたのは輸血量(追加5 mL/kgごとに30日死亡のオッズ1.05倍)のほうでした。産科麻酔と並んで新生児の麻酔を多く担当していた埼玉医大時代の経験や、心臓手術の制限輸血RCTとの共通点、「数字を整えるための輸血」への考えまで話しました。 【このポッドキャストについて】 ワンランク上の麻酔科医になれる「#ワンますラジオ」 週3回、10分間で、臨床の現場で役立つエビデンスをコンパクトに解説。通勤時間や仕事の合間など、忙しい臨床の「すきま時間」にお聴きいただけるとうれしいです。 ▼出演 松田祐典|産科麻酔科医 ▼情報発信 ワンますニュース Noteで論文について学ぶ Subatackでワンますの裏側をみる ▼参考文献 Perioperative Blood Transfusion, Postoperative Hemoglobin, and Clinical Outcomes in Neonates: A Retrospective Observational Study From a Large Quaternary Hospital ▼Episode ID 2026_Goobie_AA

  • S2 · E50
    September 15 · 11 min

    【麻酔全般#50】タトゥーは脊髄くも膜下・硬膜外麻酔の禁忌?ナラティブレビューで整理

    背中や腰のタトゥーは、脊髄くも膜下麻酔・硬膜外麻酔の絶対的禁忌ではありません。それでも、針が色素を含む組織片を深部へ運ぶ可能性(tissue coring)や、タトゥー関連皮膚感染(1%-5%)など、知っておきたい潜在リスクがあります。Pain Physicianのナラティブレビューをもとに、タトゥーを避けた穿刺部位の選び方に加えて、脊椎超音波の活用や「いつ入れましたか」と一言聞くことまで、「避ければいい」で終わらせない考え方を話しました。 【このポッドキャストについて】 ワンランク上の麻酔科医になれる「#ワンますラジオ」 週3回、10分間で、臨床の現場で役立つエビデンスをコンパクトに解説。通勤時間や仕事の合間など、忙しい臨床の「すきま時間」にお聴きいただけるとうれしいです。 ▼出演 松田祐典|産科麻酔科医 ▼情報発信 ワンますニュース Noteで論文について学ぶ Subatackでワンますの裏側をみる ▼参考文献 Effect of Tattoos on Spinal or Epidural Anesthesia: A Narrative Review ▼Episode ID 2025_Yang_PainPhysician

  • S4 · E25
    September 13 · 22 min

    【学会参加】第2回日本ヘルスケアイノベーション学会——ゲノム、データ、クラウド型電子カルテ

    第2回 日本ヘルスケアイノベーション学会 学術大会(一橋講堂)の参加レポートです。テーマは「医療の未来を政策・経営・テクノロジーの3方から考える3時間」。元厚労大臣・塩崎恭久先生のゲノム医療の話、経営トップと現場のリーダーとフロントラインでは「見たいデータ」が全部違うという話、病院コンサルティングを聞きながら考えた「やるのは自分たち」という話、そしてAI連携を左右するオンプレミス型とクラウド型の電子カルテの違いまで、麻酔科医の目線で感想をお話しします。 【このポッドキャストについて】 ワンランク上の麻酔科医になれる「#ワンますラジオ」 週3回、10分間で、臨床の現場で役立つエビデンスをコンパクトに解説。通勤時間や仕事の合間など、忙しい臨床の「すきま時間」にお聴きいただけるとうれしいです。 ▼出演 松田祐典|産科麻酔科医 ▼情報発信 ワンますニュース Noteで論文について学ぶ Subatackでワンますの裏側をみる ▼参考文献 本文に記載なし ▼Episode ID 2026_Mazda_Original_0914

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