
206.秋の養生・基本編 ― 乾燥に弱る「肺」と、辛味のちから
秋に負担がかかる五臓はどこか、覚えていらっしゃいますか・・・? 答えは「肺」です。急に湿度が下がる季節は、呼吸・皮膚・そして肺そのものに、まとめて負担がかかります。面白いのは梅雨どきとちょうど逆になること――湿気の多い時期に弱っていた胃腸は、乾燥してくると調子を取り戻します。「食欲の秋」には、ちゃんと理屈があったのです。今回は今年の秋の養生を、基本から詳しく解説していきます。 ▼今回お話ししていること ・秋に「肺」が弱りやすい、三つの理由 ・呼吸と自律神経のつながり ― なぜ深呼吸がよいのか ・毛穴が閉じると、皮膚呼吸の効率が落ちる ・梅雨と秋はちょうど逆 ―「食欲の秋」の理屈 ・秋の味は「辛味」― 玉ねぎ・長ねぎ・大根で十分 ・皮膚の表面から蒸気を逃がす、という東洋医学の考え方 肺が弱りやすい理由は三つあります。ひとつは呼吸。肺の大きな役割である呼吸は自律神経と深く結びついていて、リラックスしているときはゆっくり、興奮しているときは浅く速くなります。体と心は表裏一体ですから、意識してゆっくり呼吸すれば心も落ち着く――健康法に呼吸法があるのは、このためです。ふたつめは皮膚。「皮膚呼吸」というとおり皮膚も呼吸を助けていますが、急に湿度が落ちると毛穴が閉じ、慣れるまでその効率が落ちてしまいます。そして三つめが、肺そのものが乾燥に弱いこと。乾いた咳が出やすくなるのは、この時期ならではです。 では何を摂ればよいのでしょう。五臓と味の対応でいうと、秋は「辛味」。辛いものは皮膚の表面へ体液を運ぶのを助けるとされ、乾いた肌にとっても心強い味です。ただし極端に辛いものは必要ありません。閉じている毛穴を一気にこじ開けることになり、かえって負担になるからです。玉ねぎ、長ねぎ、大根、にんにく――このくらいで十分。ちなみにお酒も辛味に分類されるそうですが、もちろん量はほどほどに。東洋医学では、余分な熱と水を皮膚の表面から蒸気として逃がすと考えます。湿度が高ければ逃がしづらくてむくみ、乾きすぎれば表面まで潤いが届かずカラカラになる。だからこそ、季節ごとに味を変えて肌を整えるのです。 次回は、それぞれの時期に使いたい漢方薬と食べものを、具体的にご紹介します。ぜひ続けてお聴きください。 ■杜の都の漢方薬局 運龍堂: https://unryudo.com/ ■公式LINE: https://page.line.me/hfm7404k?openQrModal=true (公式LINEにご登録頂くと、限定動画を無料で見ることができます!) ■公式インスタグラム: https://www.instagram.com/unryudo/ ~オンライン漢方相談~ 運龍堂では、わざわざご来店いただかなくても、オンラインによる遠隔でのご相談にも対応しております。 漢方を通して、皆様の健康と生活習慣を整えられればと思います。まずはお気軽にご相談いただければ幸いです。 上記の公式LINEより、 または お問い合わせフォーム: https://unryudo.com/contact/ からお問い合わせください。