
バーティカルAIは生き残れるか―LegalOn角田氏が語る、独自価値を作る3要件
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今回のゲストは、日本発のバーティカルAIの代表格、LegalOn Technologies 代表取締役CEOの角田望さん。
法務領域に特化したAIで創業し、国内外8,500社超の顧客とARR100億円突破を実現してきたLegalOnは、基盤モデルがアプリケーションレイヤーへも展開するなかで、領域特化の価値をどう定義し直そうとしているのか。
角田さんが整理してくれたのは、バーティカルAIが基盤モデルと共存しながら価値を出すための3つの要件でした。
① 専門領域における高い精度
② 深い知識との接続
③ 業務オペレーションのカバー
汎用AIが届く深さよりさらに掘り下げる余地が残るドメインこそが、バーティカルAIが戦える場所――。
創業時から社内に弁護士30名超を抱え、プロダクトを作り込んできたLegalOnならではの実装思想にも触れていただきました。
そして話題は、AI時代のMOATの捉え方へ。
「これさえ握れば大丈夫」というMOATは存在しない、と角田さんは言い切ります。
ソフトウェアビジネスは、磨くことを止めた瞬間に脱落するプロスポーツのようなもの。
磨き続けること自体が優位性となる――AI時代のMOAT観を一段アップデートする視点をいただきました。
では、スピード感を持って磨き続けるための開発組織のAI駆動化、そして経営オペレーション全体のAIネイティブ化はどう実現するのか。
1年ほど前から全社員がAIを使える環境を整えても、組織全体の生産性は伸びきらなかった――。
そこから生まれた「ゼロベースで業務を組み直す」というLegalOnの取り組みと、戦略発表会で打ち出した8領域展開の背景についても伺っています。
バーティカルAIの代表格は、いまの時代をどう生き抜こうとしているのか。
領域特化のソフトウェア戦略を考えるすべての方に届けたい回です。
【アジェンダ】
- (1:30) LegalOn Technologies事業紹介と角田さん自己紹介
- (2:30) 基盤モデルのアプリケーションレイヤー展開をどう受け止めたか―バーティカルAIが価値を宿す3要件
- (8:27) 基盤モデルが掘らない深さをどう作るか―弁護士30名超を抱える開発体制
- (10:15) UIは残るのか、消えるのか―AI時代のインターフェース論
- (13:45) AI時代のMOATをどう設計するか
- (17:36) AI駆動化による生産性向上をどう実現するか
- (21:56) ゼロベースで組み直す―個人最適を超えるAI駆動経営の実装
【ゲストプロフィール】
角田 望 / 株式会社LegalOn Technologies 代表取締役 執行役員・グループCEO、弁護士
京都大学法学部卒。2012年に弁護士登録。森・濱田松本法律事務所を経て、2017年3月に独立、法律事務所ZeLoを開設。同年4月に株式会社LegalOn Technologiesを設立。創業以来、AIと専門性を掛け合わせた事業を展開。現在はProfessional AI for Legal「LegalOn」をはじめ、営業やエグゼクティブ向けAIなど複数プロダクトを提供、グローバルに事業を推進している。最近は、人類とAIが共存する世界を舞台に奮闘する大学生起業家を主人公にしたマンガ「アントレプレナー-起業家群雄割拠-」を執筆中。https://on.tech/cxon/manga