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show notes
毎週金曜日に配信している
姿勢治療家Ⓡ仲野孝明「姿勢が変わると、人生が変わる。」ラジオ
こんにちは。姿勢治療家(R)仲野孝明です。
この番組では、体の姿勢と生きる姿勢、より豊かに人生を生きるための姿勢力について話をさせていただいてます。
今回は、姿勢治療家(R)が考える健康の要素、6ヘルス(構造・睡眠・食・運動・精神・呼吸)
最近、初めて番組を聴いてくださる方も増えてきたので、今回は改めて原点に戻って、
「そもそも健康とは何なのか?」
を整理してみたいと思います。
僕は健康を、ひとつの要素だけで考えていません。
大切にしているのは、
姿勢・睡眠・食事・運動・呼吸・精神
という6つの視点です。
これを僕は「6ヘルス」として考えています。
どれかひとつだけを完璧にするのではなく、今の自分に足りていないものを見つけて、少しずつ整えていく。
それが、健やかに生きるための土台になると考えています。
健康を「ひとつ」にしない
健康というと、
「運動すればいい」
「食事を変えればいい」
「姿勢を良くすればいい」
と、ひとつのことに集中しがちです。
でも実際には、身体はそんなに単純ではありません。
たとえば、姿勢を意識しようと思っても、寝不足で頭がぼんやりしていたら続きません。
食事に気をつけていても、まったく身体を動かしていなければ、それも十分とは言えない。
気持ちが荒れている時には、呼吸も浅くなります。
全部つながっています。
だからこそ、健康を6つに分けて考えると、
「今の自分は、どこが足りていないのか?」
が見えやすくなります。
1.姿勢|身体の使い方を整える
僕は姿勢治療家なので、最初に中心に置いたのが「姿勢」です。
ここでいう姿勢は、ただ背筋を伸ばすことではありません。
大切なのは、
身体をどう使っているか。
立つ。
座る。
歩く。
持つ。
しゃがむ。
こうした毎日の動作を、骨格に無理のない使い方にしていくことです。
どれだけ治療を受けても、日常の身体の使い方が変わらなければ、また同じ場所に負担がかかります。
だからまず、
「自分の身体を正しく使える状態をつくる」
ことが、健康のひとつの土台になります。
2.睡眠|寝ていないと、姿勢どころではない
以前は「まず姿勢」と考えていました。
でも長年多くの方を診ていると、
「先に寝てもらった方がいいんじゃないか」
と思う場面も増えてきました。
睡眠不足の状態では、
- 集中できない
- 人の話を聞きにくい
- 身体を意識できない
- イライラしやすい
- 判断力が落ちる
ということが起こりやすくなります。
その状態で、
「姿勢を意識してください」
と言っても、なかなか難しい。
だから最近は、
寝られていない人には、まず寝ること。
これもとても大切だと感じています。
3.食事|「何を食べるか」を自分で選ぶ
食事は、とても難しいテーマです。
人間は、いろいろなものを食べられます。
食べ物が十分にない環境なら、目の前にあるものを食べるしかありません。
でも現代は違います。
選択肢が多すぎるほどあります。
だからこそ大切なのは、
「自分の身体にとって、何を選ぶか」
ということです。
絶対にこれだけ食べればいい、という単純な答えではありません。
自分の身体の状態や生活に合わせながら、
「これは自分に合っているかな?」
と考える。
食事も、自分の身体と対話する習慣のひとつです。
4.運動|調子がいい時こそ始める
患者さんからよく聞くのが、
「先生、運動が大事なのは分かっているんですけど、なかなかできなくて」
という言葉です。
特に難しいのが、
今、身体に痛みがない人。
痛くない。
体調も悪くない。
そうすると、
「別に運動しなくても大丈夫なんじゃないか」
と思ってしまいます。
でも、10年後、20年後を考えるとどうでしょうか。
今の生活に運動が欠けているなら、
調子がいい今こそ、運動を始めるチャンスです。
悪くなってから始めるより、動けるうちに習慣にしておく。
これは本当に大切です。
年齢を重ねるほど「運動の時間」を確保する
今回の会話では、80歳でも毎日1万歩ほど歩き、1時間程度身体を動かしている方の話も出ました。
年齢を重ねるほど、
「もう歳だから動かない」
ではなく、
動く時間を意識して確保する必要があります。
若い頃は、通勤したり、仕事で歩いたり、自然に動いている時間があります。
でも生活が変わると、その量は減っていきます。
だからこそ、
「体育の時間を自分でつくる」
くらいの感覚が必要です。
運動できないなら、まず30分からでもいい
運動については、週150分程度というひとつの目安もあります。
でも、
「150分なんて無理」
と思って、何もしなくなるのが一番もったいない。
最初は30分でもいい。
週末だけでもいい。
まず始めてみる。
続けているだけでも、何もしない状態とは大きく違います。
僕が大事にしているのは、
100点を目指して0点になるより、30点でも続けること。
身体は、使えば維持されます。
使わなければ、少しずつ使えなくなっていきます。
5.呼吸|自分をコントロールするための道具
呼吸は、誰もが毎日行っています。
でも、意識して使っている人は意外と少ないかもしれません。
呼吸の面白いところは、
自分でコントロールできること。
ゆっくり吸う。
ゆっくり吐く。
一度止める。
深呼吸する。
これだけで、身体だけでなく気持ちの状態も変わります。
イラッとした時ほど「一呼吸置く」
日常生活では、思い通りにいかないことがたくさんあります。
電車の中。
仕事。
車の運転。
人との会話。
「なんでそんなことするんだろう」
と思う瞬間もあります。
そこで、すぐに反応しない。
一呼吸置く。
今回の会話では、アンガーマネジメントの例として「7秒ほど間を取る」という話も出ました。
イラッとした瞬間にそのまま言葉を出すのではなく、
一度呼吸する。
数秒止まる。
すると、
「この人も今日は何かあったのかもしれない」
と違う見方ができることがあります。
健康な時ほど「余裕」がある
これはとても大切な視点です。
自分のコンディションがいい時は、多少のことが起きても流せます。
でも、
- 寝不足
- 疲労
- 空腹
- 身体の痛み
- ストレス
が重なると、余裕がなくなります。
すると、普段なら気にならないことにもイライラしてしまう。
つまり、
心の状態も健康状態を映すひとつのセンサーです。
「今日はなんだかイライラするな」
と思ったら、
相手を責める前に、
「昨日ちゃんと寝たかな?」
「疲れていないかな?」
と自分の身体を確認してみる。
それだけでも変わります。
6.精神|昔から変わらない「人として大切なこと」
最近、僕は昔の中国の古典や歴史に関する本も読むようになりました。
そこで改めて面白いと思ったのが、
人間にとって大切なものとして、
「仁」
が語られていることです。
簡単に言えば、
相手を思いやる心。
そして「義」。
悪いことをしない。
ものすごくシンプルです。
でも考えてみると、
人を思いやり、
悪いことをしない。
それだけでも社会はずいぶん良くなるはずです。
「国家の基本は家庭にある」という考え方
古典を読んでいて印象的だったのが、
社会の基本は家庭にある
という考え方でした。
家庭の中で、
- 思いやりを持つ
- 相手を大切にする
- 悪いことをしない
それが積み重なれば、結果として良い社会につながる。
ものすごくシンプルです。
年齢を重ねていくと、
子どもの頃に教わったことが、結局一番大切だったと気づくことがあります。
「人に優しくしましょう」
「悪いことをしてはいけません」
「ちゃんと寝ましょう」
「身体を動かしましょう」
難しく考えすぎなくてもいいのかもしれません。
情報が多い時代だからこそ、シンプルに戻る
今は健康に関する情報があふれています。
SNSを開けば、
「これを食べろ」
「これは食べるな」
「この運動が最高」
「この睡眠法がいい」
と、次々に新しい情報が入ってきます。
でも、情報が多すぎることで、
本当に大切なことが見えにくくなっている
とも感じます。
そんな時こそ、
6ヘルスに戻ります。
今日の自分に足りないものはどれ?
健康を完璧にしようとすると大変です。
だから、6つを一度に全部変えなくてもいい。
今日の自分を振り返って、
- 姿勢はどうかな
- 昨日は眠れたかな
- 食事はどうだったかな
- 運動できているかな
- 呼吸は浅くないかな
- 心に余裕はあるかな
と確認してみる。
そして、
一番足りないところを少しだけ補う。
それだけでも十分です。
6ヘルスは「健康のチェックリスト」
僕自身も、毎日完璧ではありません。
でも、
「なんだか今日は調子が悪いな」
と思った時に、
6ヘルスを頭の中で確認します。
寝不足かな。
最近運動できてないかな。
呼吸が浅くなってないかな。
食事が乱れてないかな。
精神的に余裕がなくなってないかな。
そうやって自分自身をチューニングしています。
10年前より健康になれた理由
今回、一緒に番組を続けているいきさんから、
「10年前より健康になったことは間違いない」
という話もありました。
最近は睡眠をしっかり取るようにしていて、
睡眠時間が取れると、
- 日中元気に過ごせる
- 気持ちが穏やかになる
- イライラしにくくなる
という変化を感じているそうです。
これは、6ヘルスの考え方そのものです。
ひとつ整うと、他の部分にも良い影響が広がっていきます。
健康とは「健やかに生きること」
健康という言葉を聞くと、
「病気ではないこと」
と考えるかもしれません。
でも僕は、
健やかに毎日を生きられる状態
だと考えています。
よく寝る。
身体をきちんと使う。
自分に合うものを食べる。
運動する。
呼吸を整える。
人を思いやれる精神状態をつくる。
それらが全部つながって、
「健康」になっていきます。
まとめ|迷ったら「6ヘルス」に戻る
姿勢治療家として健康について考え続けてきましたが、結局、基本はとてもシンプルです。
6ヘルス
- 姿勢
- 睡眠
- 食事
- 運動
- 呼吸
- 精神
健康について迷ったら、
「今の自分は、この6つのどこが不足しているだろう?」
と考えてみてください。
全部を完璧にする必要はありません。
今日は早く寝よう。
今日は30分歩こう。
今日は食事を少し整えよう。
イラッとしたら一呼吸置こう。
家族に少し優しくしよう。
その小さな積み重ねが、
10年後、20年後の自分の身体と人生をつくっていきます。
姿勢が変わると、人生が変わる。
身体の姿勢も、生きる姿勢も。
健康を難しくしすぎず、まず自分に足りないひとつから整えていきましょう。
体を見直す時間は、人生を見直す時間です。
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