
#8 食品業界から広げるアウトサイダー思考:辛口ビールが本流になるまで、ミレニアルズは敗北したのか、人間中心から意味中心へ
transcript
show notes
今回は、辛口という新しい概念で市場を切り拓いたアサヒスーパードライという「元アウトサイダー」の逆転劇を起点に、2010年代のミレニアル世代によるサステナブルな消費価値観がなぜ敗北したのか、そして意味的価値や認識の更新の重要性について議論します。
【目次】番組「アウトサイダー思考」第8回の概要紹介:アサヒスーパードライの逆説:辛口という新概念を持ち込んだ銀行出身社長というアウトサイダー/クラフトビール・ナチュラルワインブームの正体:大量生産へのアンチテーゼとしての揺り戻し/ミレニアル世代の敗北:倫理的消費ブランドがVCマネーに支えられていた構造/意味中心設計という視点:認識の更新とNEW STANDARD/硬度と強度の違い:粘土のようにこねることで生まれる強さ/人生のピークをどこに置くか:早い成功より「打席に立ち続ける」挑戦のあり方
【本エピソードに登場するキーワード・書籍】
・アサヒスーパードライ——アサヒビールの主力商品。銀行出身の社長が発売を主導し、当時は業界のアウトサイダーだった
・パタゴニア——1965年創業のアウトドアブランド。倫理的・サステナブルな姿勢を長期にわたり徹底してきた事例として言及
・佐久間裕美子『ヒップな生活革命』
・アメリカンスピリット——オーガニック文脈で日本でブームになったタバコブランド
・The Rest Is Sheep——ニュースレターメディアhttps://www.instagram.com/therestissheep/
・意味中心設計——製品やサービスの機能や従来の顧客課題の解決だけにとどまらず、人や社会にとっての「意味的価値(感性や文脈)」や「社会的価値」を起点に新しい価値を創出する設計アプローチ
・ヴィクトール・フランクル——「意味が人の意思を産む」という考え方の引用元
【出演者】
久志 尚太郎(くし しょうたろう)
NEW STANDARD株式会社 代表取締役
「この世界は、もっと広いはずだ」をパーパスに、創作・研究・経営を横断しながら活動。16歳で米国の高校を飛び級で卒業後、外資系IT企業を経て社会起業家に転身。2014年、TABI LABO(現NEW STANDARD)を創業。
デザイン思考、意味のイノベーション、感性設計学を基盤に、生活者インサイトを起点としたコンテンツ、プロダクト、広告、事業、コーポレートアイデンティティの開発を手がける。近年は東京大学大学院工学系研究科・柳澤秀吉研究室にて、「意味中心設計」の研究・教育活動に従事し、意味的価値の創造と評価の方法を、実践と研究の両面から探究している。2026年4月より同大学院非常勤講師。経営学修士(MBA)。
岡田弘太郎
一般社団法人デサイロ代表理事
1994年東京生まれ。慶應義塾大学でサービスデザインを専攻後、『WIRED』日本版エディターを経て、2022年に人文・社会科学分野の研究者を中心としたアカデミックインキュベーター/シンクタンクである一般社団法人デサイロを設立。知のネットワーク/エコシステム創出を通じて、激変する2020年代に求められる新たなる社会制度や、企業のイノベーション創出を支援する。一般社団法人B-Side Incubator代表理事やクリエイティブ集団「PARTY」パートナーなどを兼任。「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023」選出。
※プロフィールはエピソード公開時点のものです
【提供】
NEW STANDARD株式会社
https://new-standard.co.jp/
一般社団法人デサイロ(De-Silo)
https://de-silo.xyz/