Skip to content
Artwork for PLENUS RICE TO BE HERE
PLENUS RICE TO BE HERE · September 28 · 8 min

EP. 689『@インスタント食品 、其ノ一 - 乾飯、調理時間は歌一首』

現代のインスタント食品といえば、ラーメンやレトルトカレーが思い浮かびますが、その原型ともいえる食べ物は平安時代にもありました。在原業平がモデルとされる『伊勢物語』第九段では、都を離れて東国へ向かう男が、三河国の八橋で「乾飯(かれいい)」を食べようとします。乾飯は、炊いたり蒸したりした米を乾燥させ、旅に携帯した保存食。カキツバタを折句にした「唐衣 きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる 旅をしぞ思ふ」を聞いた一行は、都に残した妻を思って涙を流します。その涙で乾飯がふやけたという印象的な一節から、日本人が古くから米を携え、必要な時に戻して食べていたことが分かります。いわば、昔のインスタント食品です。

0:00-8:52

transcript

No transcript — this publisher did not publish one.

show notes

現代のインスタント食品といえば、ラーメンやレトルトカレーが思い浮かびますが、その原型ともいえる食べ物は平安時代にもありました。在原業平がモデルとされる『伊勢物語』第九段では、都を離れて東国へ向かう男が、三河国の八橋で「乾飯(かれいい)」を食べようとします。乾飯は、炊いたり蒸したりした米を乾燥させ、旅に携帯した保存食。カキツバタを折句にした「唐衣 きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる 旅をしぞ思ふ」を聞いた一行は、都に残した妻を思って涙を流します。その涙で乾飯がふやけたという印象的な一節から、日本人が古くから米を携え、必要な時に戻して食べていたことが分かります。いわば、昔のインスタント食品です。