
#178「それでも誰かと働きたい!個人と、共同体と、働くの関係」(ゲスト:人類学者・磯野真穂)
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◆#178「それでも誰かと働きたい!個人と、共同体と、働くの関係」(ゲスト:人類学者・磯野真穂)概要
#178のゲストは、前回に引き続き人類学者の磯野真穂さん。前編では、人が仲間になる仕組みや、感覚の異なる相手と働く難しさについて考えました。後編では、AIによって一人でできる仕事が増えるなか、それでも「他者と働く」ことには、どんな意味があるのかを掘り下げます。
誰かに頼むより早く、自分の意図もすぐにくみ取ってくれる。AIとなら、人間関係に悩まず仕事を進められるかもしれません。でも、すべてが思いどおりに進むとき、私たちは何を得て、何を失うのでしょうか。意見の食い違いや予期せぬ失敗、思わぬ指摘。仕事を面倒にするそんな「ノイズ」が、自分の考えを変え、新しい展開を生むこともあります。
磯野さんが大学の授業で大切にしているのも、異なる考えに触れ、試行錯誤する時間だとか。知識を伝えるだけならAIでもできるからこそ、教室では対話を重ね、学生のなかに何かが残る経験をつくる。心地よさだけでは得られない学びが、そこにはあるといいます。また、好きな人とだけ過ごしていると、発信する言葉が現実から離れてしまいそうだとも。思いどおりにならない他者との関わりが、自分の見方や言葉を支えています。
話題はさらに、自分と共同体との関係へ。組織には窮屈さがある一方、そのなかで自分の役割を見つける喜びもあります。自分だけの都合や近い将来を超えて、過去から何を受け取り、未来へ何を渡すのか。誰かと働くことから、より大きなつながりのなかにいる価値についても考えます。
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◆タイムライン
(00:00) オープニング
(01:00) AIと一人で仕事ができても、誰かと働く意味はある?
(06:48) 気遣いの行き過ぎは、仕事をサービス化させる?
(08:08) あえて「ノイズ」を生む授業。快適さだけでは学べない?
(12:43) 考えることを外に委ねたら、人間には何が残る?
(14:53) 他者は、自分をつくり変えてくれる存在
(18:28) 衝突しても、一緒にゴールへ進める関係とは?
(20:47) 空気を読み、役割を探してきた堀井美香
(23:33) 大きな共同体のなかに自分の役割がある
(33:55) エンディング
◆ゲスト
磯野真穂( いその・まほ)
長野県安曇野市出身。早稲田大学人間科学部スポーツ科学科を卒業後、トレーナーの資格を取るべく、オレゴン州立大学スポーツ科学部に学士編入するが自然科学のアプローチに違和感を覚え、文化人類学に専攻を変更。早稲田大学文化構想学部助教、国際医療福祉大学大学院准教授を経て4年間在野の人類学者として活動。2024年より東京科学大学(前・東京工業大学)リベラルアーツ研究教育院教授。
単著に『なぜふつうに食べられないのか―拒食と過食の文化人類学』(春秋社)、『他者と生きる―リスク・病い・死をめぐる人類学』(集英社新書)、『コロナ禍と出会い直す―不要不急の人類学ノート』(柏書房、第33回山本七平賞受賞)、『社会が壊れるその前にーメアリ・ダグラスの人類学』(新潮選書)、共著に『急に具合が悪くなる』(宮野真生子との共著、2026年濱口竜介監督により映画化)がある。
◆「WEDNESDAY HOLIDAY(ウェンズデイ・ホリデイ)」とは?
週の真ん中にある水曜日は、1週間の折り返し地点。スウェーデンなどの北欧諸国では、この水曜日の夜を「小さな土曜日(Little Saturday)」と呼び、好きなことをしながらリラックスして過ごしているそうです。この北欧の習慣からインスピレーションを受けて生まれたのが、SmartHRがお送りするPodcast番組「WEDNESDAY HOLIDAY(ウェンズデイ・ホリデイ)」です。 水曜日の夜を休日のようにくつろぎながら、「よく働くってなんだろう?」を問いのコンセプトに、個人の働き方はもちろん、組織やチームのあり方、仕事を通じた社会との関わり方に至るまで、これからの“働く”の兆しを筋書きのない対話を通じて探します。
※情報は2026年10月時点のものです
Produce:SmartHR
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