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楽しい文化史(くげ日本史ポッドキャスト) · June 30 · 10 min

s03-番外編③文体とか見立てとか

楽しい日本文化史 番外編③ 江戸小説、文体のことと見立てのこと 『南総里見八犬伝』 「歓しきやわが腹に、物がましきはなかりけり。神の結びし腹帯も、疑ひもやや解けたれば、心にかかる雲もなし。浮世の月を見残して、いそぐは西の天にこそ。導き給へ弥陀仏」 『世間胸算用』 そもそも奈良に通う時より今に、蛸の足は、日本国が八本に極きわまりたるものを、 一本づつ切りて足七本にして売れども、誰かこれに気のつかぬ事にて売りける。 『偽紫田舎源氏』 「此頃飼ひたる雀の子、伏籠のうちに馴染んだを、犬吉が逃しをった。捕へて返しや」と口惜し顔 (源氏物語) 「雀の子をいぬきが逃しつる。伏籠のうちに籠めたりつるものを」とていとくちおしと思へり ※タイトル写真は八犬伝ゆかりの館山城の城山公園にある「仁義礼智忠信孝悌」モニュメント #日本史 #文化史

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楽しい日本文化史
番外編③

江戸小説、文体のことと見立てのこと

『南総里見八犬伝』
「歓しきやわが腹に、物がましきはなかりけり。神の結びし腹帯も、疑ひもやや解けたれば、心にかかる雲もなし。浮世の月を見残して、いそぐは西の天にこそ。導き給へ弥陀仏」

『世間胸算用』
そもそも奈良に通う時より今に、蛸の足は、日本国が八本に極きわまりたるものを、
一本づつ切りて足七本にして売れども、誰かこれに気のつかぬ事にて売りける。

『偽紫田舎源氏』
「此頃飼ひたる雀の子、伏籠のうちに馴染んだを、犬吉が逃しをった。捕へて返しや」と口惜し顔
(源氏物語)
「雀の子をいぬきが逃しつる。伏籠のうちに籠めたりつるものを」とていとくちおしと思へり

※タイトル写真は八犬伝ゆかりの館山城の城山公園にある「仁義礼智忠信孝悌」モニュメント

#日本史 #文化史