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Artwork for 農業で世界を見る|農マニア
農業で世界を見る|農マニア · October 15 · 51 min

Ep285【番外編】ネタバレ注意!ゆるーく小説のお話『宝島(小説)』『世界99(小説)』

番外編/今回はネタバレ注意です!/最近摂取したカルチャーの話/小説『宝島』/小説『世界99』/2018年発表 真藤順丈 著『宝島』/米軍統治時代の沖縄の物語/米軍統治時代の沖縄の人々が経験した苦難の歴史を、幼馴染3人の青春群像劇を織り交ぜながら…1972年の沖縄返還(本土復帰)まで…3人の視点を通して描いた物語/小説『宝島』は…第9回 山田風太郎賞…第160回 直木賞…第5回 沖縄書店大賞…など高い評価/宝島』は2025年に映画版が公開/文体はまったく暗いことはなく、むしろ南国特有の陽気さを感じる/当時の米民政府(琉球列島米国民政府…米軍が設置した沖縄統治機関)関係者…そして、この時代の沖縄の実在の人物が登場して…巧みに小説の登場人物とリンクしていく構成/1954年の沖縄刑務所暴動/1959年の宮森小学校米軍機墜落事故/米民政府の最高権力者・琉球列島高等弁務官ポール・W・キャラウェイ/1960年に結成された沖縄の本土復帰運動の象徴・沖縄県祖国復帰協議会/1968年の嘉手納飛行場B-52爆撃機炎上事故/1970年、米軍の圧政にブチギレたコザの人々が米軍車両・施設を焼き討ちしたコザ暴動/如何に我々本土の人間、沖縄の苦難の歴史を知らなかったか…痛感する内容/小説『宝島』オーディブル版(朗読:松本健太さん)は最大限おすすめ/小説『宝島』の続編(スピンオフ)…『英雄の輪』もおすすめ/2025年に発売された村田沙耶香さんの小説『世界99』/村田沙耶香さん…2016年『コンビニ人間』で芥川賞を受賞…『殺人出産』『消滅世界』など有名著作多数/『世界99』のあらすじ…主人公は性格のない人間・如月空子(きさらぎそらこ)…彼女は自分がなく、自分が身を置く場所によって最適なキャラを自分に設定して生きている/からっぽの彼女の一生と、人間社会の終着地点をまでを描く物語/ある女性の一生を描く物語でもあり…人間の醜さと醜悪さを描く物語でもあり…SFでもあり、ディストピアものでもあり(公式ではディストピア大長編と紹介)…奇妙で不快な悪夢に迷い込んだような物語/極めて取扱注意的な内容…それが『世界99』/根底には有害な男性性に対する極めて強い嫌悪感/男性優位の社会の中で、女性であれば、おそらく誰しもが経験したことがある…不快な思いや、理不尽な思いが、フィクションの皮をかぶって…しかし極めて容赦ないリアリティ満載のナイフとなって読者に突き刺さってくる/とにかくエグい『ピョコルン』の存在/絶対に踏み入れてはいけないグロテスクな領域まで行ってしまった人間の物語/ラロロリン人というフィクション設定…これを現実世界の何と置き換えるかで見えてくる世界が変わる/『世界99』の後半…受け入れ難い主人公の決断…そして信念を貫いたあるキャラクターの存在/男性優位社会の露悪さ、醜悪さ、残酷さが溢れかえっていて…読んでいて、目眩がするような…身体が暗闇に引き摺り込まれて、精神がどん底に落ちていくような…とてもハードな作品/農業で世界を見るポッドキャスト/Podcast

0:00-51:23

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番外編/今回はネタバレ注意です!/最近摂取したカルチャーの話/小説『宝島』/小説『世界99』/2018年発表 真藤順丈 著『宝島』/米軍統治時代の沖縄の物語/米軍統治時代の沖縄の人々が経験した苦難の歴史を、幼馴染3人の青春群像劇を織り交ぜながら…1972年の沖縄返還(本土復帰)まで…3人の視点を通して描いた物語/小説『宝島』は…第9回 山田風太郎賞…第160回 直木賞…第5回 沖縄書店大賞…など高い評価/宝島』は2025年に映画版が公開/文体はまったく暗いことはなく、むしろ南国特有の陽気さを感じる/当時の米民政府(琉球列島米国民政府…米軍が設置した沖縄統治機関)関係者…そして、この時代の沖縄の実在の人物が登場して…巧みに小説の登場人物とリンクしていく構成/1954年の沖縄刑務所暴動/1959年の宮森小学校米軍機墜落事故/米民政府の最高権力者・琉球列島高等弁務官ポール・W・キャラウェイ/1960年に結成された沖縄の本土復帰運動の象徴・沖縄県祖国復帰協議会/1968年の嘉手納飛行場B-52爆撃機炎上事故/1970年、米軍の圧政にブチギレたコザの人々が米軍車両・施設を焼き討ちしたコザ暴動/如何に我々本土の人間、沖縄の苦難の歴史を知らなかったか…痛感する内容/小説『宝島』オーディブル版(朗読:松本健太さん)は最大限おすすめ/小説『宝島』の続編(スピンオフ)…『英雄の輪』もおすすめ/2025年に発売された村田沙耶香さんの小説『世界99』/村田沙耶香さん…2016年『コンビニ人間』で芥川賞を受賞…『殺人出産』『消滅世界』など有名著作多数/『世界99』のあらすじ…主人公は性格のない人間・如月空子(きさらぎそらこ)…彼女は自分がなく、自分が身を置く場所によって最適なキャラを自分に設定して生きている/からっぽの彼女の一生と、人間社会の終着地点をまでを描く物語/ある女性の一生を描く物語でもあり…人間の醜さと醜悪さを描く物語でもあり…SFでもあり、ディストピアものでもあり(公式ではディストピア大長編と紹介)…奇妙で不快な悪夢に迷い込んだような物語/極めて取扱注意的な内容…それが『世界99』/根底には有害な男性性に対する極めて強い嫌悪感/男性優位の社会の中で、女性であれば、おそらく誰しもが経験したことがある…不快な思いや、理不尽な思いが、フィクションの皮をかぶって…しかし極めて容赦ないリアリティ満載のナイフとなって読者に突き刺さってくる/とにかくエグい『ピョコルン』の存在/絶対に踏み入れてはいけないグロテスクな領域まで行ってしまった人間の物語/ラロロリン人というフィクション設定…これを現実世界の何と置き換えるかで見えてくる世界が変わる/『世界99』の後半…受け入れ難い主人公の決断…そして信念を貫いたあるキャラクターの存在/男性優位社会の露悪さ、醜悪さ、残酷さが溢れかえっていて…読んでいて、目眩がするような…身体が暗闇に引き摺り込まれて、精神がどん底に落ちていくような…とてもハードな作品/農業で世界を見るポッドキャスト/Podcast