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てけしゅんPodcast · September 16 · 51 min

『オデュッセイア』は映画の頂点なのか、異端なのか!

「てけしゅんトーク」、今回はクリストファー・ノーラン監督の『オデュッセイア』を、照沼健太(てけ)と伏見瞬(しゅん)がネタバレを控えて語ります。 9月11日に日本公開された『オデュッセイア』は、初週末の3日間で動員24万1000人、興行収入4億5200万円を記録しました。動員では『映画ちいかわ』に次ぐ2位、興行収入では新作のトップです。IMAX先行上映を含めた累計は動員32万9000人、興収6億5000万円。全編をIMAXの65mmフィルムカメラで撮った商業映画は史上初で、日本では2Dから35mmまで6種類のフォーマットで上映されています。 伏見は「ノーランは苦手で、『ダークナイト』はワースト3に入る」と言う人です。その伏見が、この作品はノーランのベスト3、なんなら1位かもしれないと話します。照沼のノーラン1位は『インターステラー』。二人とも公開前の期待値は高くありませんでした。 話しているのは、3000年前の叙事詩がなぜ歌として生き残ったのか、会話の場面でも異常に多いカット割りは何のためか、IMAXで撮った方が本当の映画だという幻想、ノーランはキューブリックよりジェームズ・キャメロンに似ているのではないか、といったことです。原作を読んでいなくても楽しめる、予習はいらない、という話もしています。 後編(noteメンバーシップ限定)はネタバレありで、トロイの木馬がなぜ木に見えないのか、海からやってくる者たちの正体、原作にいないシノンという人物、最後のチャンバラ、そして燃える馬で終わるラストカットまで話しています。今回も、後編は対談テキスト版も読めます。 -- ■ 紹介した作品 『オデュッセイア』(ホメロス) https://www.amazon.co.jp/s?k=オデュッセイア+ホメロス&tag=tekeshun01-22 『インターステラー』(クリストファー・ノーラン) https://www.amazon.co.jp/s?k=インターステラー+ノーラン&tag=tekeshun01-22 『葬送のフリーレン』 https://www.amazon.co.jp/s?k=葬送のフリーレン&tag=tekeshun01-22 『モンテ・クリスト伯』(アレクサンドル・デュマ) https://www.amazon.co.jp/s?k=モンテクリスト伯+デュマ&tag=tekeshun01-22 『DUNE/デューン 砂の惑星』 https://www.amazon.co.jp/s?k=DUNE+砂の惑星&tag=tekeshun01-22 『ゴジラ』(1954) https://www.amazon.co.jp/s?k=ゴジラ+1954&tag=tekeshun01-22 ■ タイムスタンプ 00:00:00 オープニング|映画の頂点なのか、異端なのか 00:00:30 IMAX池袋はほぼ満席。日本はみんなノーランを観る 00:01:15 前半はネタバレなしで|ノーランが苦手な伏見が、これはベスト3 00:02:00 照沼の1位は『インターステラー』|今回は期待していなかった 00:03:05 宮崎駿が『平家物語』をやるようなもの 00:04:35 予習はしなくていい 00:05:25 最初の30分は退屈な文芸映画かと思った|そこから別の映画になる 00:06:40 『ちいかわ』として見られる|バカバカしさに意味がある 00:07:30 原作は3000年前の叙事詩。歌で語り継がれた 00:08:55 叙事詩は記録。感情ではつながらない 00:10:00 原作は24の歌。その前後の物語は失われている 00:11:45 トロイア戦争は実際にあったらしい 00:12:30 神も怪物も、オデュッセウスの記録の中にしか出てこない 00:13:50 リアル路線の途中で巨人が出てくる衝撃 00:15:15 行って帰ってくる話。半分は帰ってからの話 00:16:10 戻ってきてからが面白い。原作より困難にしている 00:16:55 留守中に妻が裏切られる型の元|ほぼ全ての物語にオデュッセイアがある 00:17:45 ノーランはずっとオデュッセイアを繰り返してきた 00:18:45 ハッピーエンドのあとの人生 00:19:30 実は8作中の7番目。続きの『テレゴネイア』は残っていない 00:20:10 残らなかった話は、たいてい面白くないから消えた|『葬送のフリーレン』のまずい酒 00:21:05 『モンテ・クリスト伯』の元もオデュッセイア|観るとRPGの解像度が上がる 00:22:20 語り継いできた人たちの最先端に踊り出た|語り部はトラヴィス・スコット 00:23:20 カット割りが異常に多い 00:23:50 カット数を数える癖|会話の途中でコップが映る 00:24:45 IMAXカメラの3分制限とは関係ない 00:25:15 ハリウッド映画は長回しをしない 00:26:55 序盤に無意味なカットが集中している 00:27:45 口頭伝承の不確かさを、編集で表している 00:28:15 ペネロペもテレマコスも、噂でしか父を知らない 00:29:20 トム・ホランドが年齢を勘違いして演じていた話 00:31:00 ノーランは現代アートの視点を持っている 00:31:30 IMAXは撮影上は不便。制約を課している 00:33:25 IMAXで撮った方が本当の映画、という幻想 00:34:10 ジェームズ・キャメロンと同じ道 00:35:55 映画を広げているのか、壊しているのか|巨匠感を出すノーラン 00:37:20 3年に1本、20年以上出し続けている 00:38:45 『ダークナイト』がMCUに与えた影響 00:40:20 「映画か映画じゃないか」を大衆化した作家 00:41:05 IMAXはアトラクションだと思われていない 00:42:00 でかいものが出た瞬間の興奮|初代ゴジラとリュミエール兄弟 00:44:50 トリックではないことにこだわるバカさ加減 00:45:55 雄大な文芸映画っぽさを排除している 00:46:55 『DUNE』の「スクリーンセーバー」批判 00:47:50 プロパガンダにしない誠実さ 00:49:35 後世に残る『オデュッセイア』になりかねない|坂本龍馬と司馬遼太郎 00:51:05 語り継いできた人々へのリスペクト #オデュッセイア #クリストファーノーラン #IMAX #マットデイモン #ホメロス #てけしゅん音楽情報

0:00-51:58

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show notes

「てけしゅんトーク」、今回はクリストファー・ノーラン監督の『オデュッセイア』を、照沼健太(てけ)と伏見瞬(しゅん)がネタバレを控えて語ります。


9月11日に日本公開された『オデュッセイア』は、初週末の3日間で動員24万1000人、興行収入4億5200万円を記録しました。動員では『映画ちいかわ』に次ぐ2位、興行収入では新作のトップです。IMAX先行上映を含めた累計は動員32万9000人、興収6億5000万円。全編をIMAXの65mmフィルムカメラで撮った商業映画は史上初で、日本では2Dから35mmまで6種類のフォーマットで上映されています。


伏見は「ノーランは苦手で、『ダークナイト』はワースト3に入る」と言う人です。その伏見が、この作品はノーランのベスト3、なんなら1位かもしれないと話します。照沼のノーラン1位は『インターステラー』。二人とも公開前の期待値は高くありませんでした。


話しているのは、3000年前の叙事詩がなぜ歌として生き残ったのか、会話の場面でも異常に多いカット割りは何のためか、IMAXで撮った方が本当の映画だという幻想、ノーランはキューブリックよりジェームズ・キャメロンに似ているのではないか、といったことです。原作を読んでいなくても楽しめる、予習はいらない、という話もしています。


後編(noteメンバーシップ限定)はネタバレありで、トロイの木馬がなぜ木に見えないのか、海からやってくる者たちの正体、原作にいないシノンという人物、最後のチャンバラ、そして燃える馬で終わるラストカットまで話しています。今回も、後編は対談テキスト版も読めます。


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■ 紹介した作品

『オデュッセイア』(ホメロス) https://www.amazon.co.jp/s?k=オデュッセイア+ホメロス&tag=tekeshun01-22

『インターステラー』(クリストファー・ノーラン) https://www.amazon.co.jp/s?k=インターステラー+ノーラン&tag=tekeshun01-22

『葬送のフリーレン』 https://www.amazon.co.jp/s?k=葬送のフリーレン&tag=tekeshun01-22

『モンテ・クリスト伯』(アレクサンドル・デュマ) https://www.amazon.co.jp/s?k=モンテクリスト伯+デュマ&tag=tekeshun01-22

『DUNE/デューン 砂の惑星』 https://www.amazon.co.jp/s?k=DUNE+砂の惑星&tag=tekeshun01-22

『ゴジラ』(1954) https://www.amazon.co.jp/s?k=ゴジラ+1954&tag=tekeshun01-22


■ タイムスタンプ

00:00:00 オープニング|映画の頂点なのか、異端なのか

00:00:30 IMAX池袋はほぼ満席。日本はみんなノーランを観る

00:01:15 前半はネタバレなしで|ノーランが苦手な伏見が、これはベスト3

00:02:00 照沼の1位は『インターステラー』|今回は期待していなかった

00:03:05 宮崎駿が『平家物語』をやるようなもの

00:04:35 予習はしなくていい

00:05:25 最初の30分は退屈な文芸映画かと思った|そこから別の映画になる

00:06:40 『ちいかわ』として見られる|バカバカしさに意味がある

00:07:30 原作は3000年前の叙事詩。歌で語り継がれた

00:08:55 叙事詩は記録。感情ではつながらない

00:10:00 原作は24の歌。その前後の物語は失われている

00:11:45 トロイア戦争は実際にあったらしい

00:12:30 神も怪物も、オデュッセウスの記録の中にしか出てこない

00:13:50 リアル路線の途中で巨人が出てくる衝撃

00:15:15 行って帰ってくる話。半分は帰ってからの話

00:16:10 戻ってきてからが面白い。原作より困難にしている

00:16:55 留守中に妻が裏切られる型の元|ほぼ全ての物語にオデュッセイアがある

00:17:45 ノーランはずっとオデュッセイアを繰り返してきた

00:18:45 ハッピーエンドのあとの人生

00:19:30 実は8作中の7番目。続きの『テレゴネイア』は残っていない

00:20:10 残らなかった話は、たいてい面白くないから消えた|『葬送のフリーレン』のまずい酒

00:21:05 『モンテ・クリスト伯』の元もオデュッセイア|観るとRPGの解像度が上がる

00:22:20 語り継いできた人たちの最先端に踊り出た|語り部はトラヴィス・スコット

00:23:20 カット割りが異常に多い

00:23:50 カット数を数える癖|会話の途中でコップが映る

00:24:45 IMAXカメラの3分制限とは関係ない

00:25:15 ハリウッド映画は長回しをしない

00:26:55 序盤に無意味なカットが集中している

00:27:45 口頭伝承の不確かさを、編集で表している

00:28:15 ペネロペもテレマコスも、噂でしか父を知らない

00:29:20 トム・ホランドが年齢を勘違いして演じていた話

00:31:00 ノーランは現代アートの視点を持っている

00:31:30 IMAXは撮影上は不便。制約を課している

00:33:25 IMAXで撮った方が本当の映画、という幻想

00:34:10 ジェームズ・キャメロンと同じ道

00:35:55 映画を広げているのか、壊しているのか|巨匠感を出すノーラン

00:37:20 3年に1本、20年以上出し続けている

00:38:45 『ダークナイト』がMCUに与えた影響

00:40:20 「映画か映画じゃないか」を大衆化した作家

00:41:05 IMAXはアトラクションだと思われていない

00:42:00 でかいものが出た瞬間の興奮|初代ゴジラとリュミエール兄弟

00:44:50 トリックではないことにこだわるバカさ加減

00:45:55 雄大な文芸映画っぽさを排除している

00:46:55 『DUNE』の「スクリーンセーバー」批判

00:47:50 プロパガンダにしない誠実さ

00:49:35 後世に残る『オデュッセイア』になりかねない|坂本龍馬と司馬遼太郎

00:51:05 語り継いできた人々へのリスペクト


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