
transcript
show notes
『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』を観てきました。公開10日で興行収入44億円、100億が見えている大ヒット作です。SNSでは「鬱映画」「ヤバい映画」と語られていますが、観終わった結論は逆でした。これは露悪ではなく、本当のことを嘘をつかずにやるとこうなる、という映画です。前半はネタバレなしで、ヒットの理由から作品の構造、主題歌までお話しします。
【前半(ネタバレなし)】
・2週目の平日でも池袋は売り切れ。夏休みの劇場で起きていること
・ちいかわたちはフジロックに行ってる人で、我々は配信で見てる人
・セイレーン編は映画化が決まってから、映画のために書かれた
・大長編ドラえもんの型であり、オデュッセイアであり、見事な3幕構成
・露悪ではない。創世記から聖書を読み始めた身として言うと、聖書に近い
・モモンガの「優しく剥いて転がし入れろ」が聖書っぽい理由
・シーサーと栗まんじゅうは物語に無関係。正しく観光客をやっている
・ナガノさんの性別と、ラーメン二郎と栗まんじゅう
・島の文化は日本の祭り+沖縄+ハワイ。浮かび上がるのはアメリカ
・セイレーンの歌は雅楽か、西洋の妖精か
・原作の思考の吹き出しを消したこと(黙説法)
・切なさを、小物で表現するということ
・ちいかわは半分喋らない。ハチワレが翻訳することで成立する世界
・「俺、完全にハチワレだな」
・テーマを一言でまとめると「人間は死ぬ」
・子供に見せていいのか問題。映画ドラえもんだって怖かった
▼ チャプター
00:00:00 オープニング/映画館の熱気がすごい
00:02:48 作品の基本情報と興行収入
00:03:41 英語圏と中国語圏での盛り上がり
00:04:49 音楽はトクマルシューゴ
00:05:47 ちいかわとフジロックは似ている
00:07:08 セイレーン編は映画のために書かれた
00:08:37 露悪ではない。本当のことを言っているだけ
00:09:50 省き方が現実的すぎる
00:10:19 モモンガの「優しく剥いて転がし入れろ」
00:11:22 シリアスと無関係な奴がいることの豊かさ
00:12:15 ナガノさんの性別と栗まんじゅう
00:14:29 島の文化が指しているもの
00:15:53 セイレーンのキャラクター造形と歌声
00:17:33 演出①嘘をついて身を挺する場面
00:19:17 演出②小物で切なさを表現する
00:20:31 ちいかわは半分喋らない
00:21:43 「俺、完全にハチワレだな」
00:23:14 総評/テーマは「人間は死ぬ」
00:24:35 主題歌の話。パンフレットに「机さする」の歌詞がない
00:25:16 子供に見せていいのか問題
00:26:30 西部劇のような、ほろ苦い終わり方
▼ てけしゅんトーク後半(ネタバレあり)はnoteメンバーシップにて配信中(当日中には公開します)
https://note.com/tekeshun
▼ リンク
お便りフォーム https://forms.gle/ndCtnd3QgXS4Q5Em6
てけしゅん note https://note.com/tekeshun
YouTube版(補足のリアクションあり)https://www.youtube.com/@tekeshun
音楽メモアプリ「Onga9」 https://onga9.jp/
▼ パーソナリティ
てけ(照沼健太)— ポップアート2.0作家/音楽家、MTV Japan、UMJ『AMP』編集長を経て合同会社ホワイトライト代表
しゅん(伏見瞬)— 批評家/ライター、批評誌『LOCUST』編集長、『スピッツ論―「分裂」するポップ・ミュージック』