Skip to content
Artwork for てけしゅんPodcast
てけしゅんPodcast · August 6 · 27 min

『映画ちいかわ』は鬱映画じゃない! 100億が見えた大ヒットの理由

『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』を観てきました。公開10日で興行収入44億円、100億が見えている大ヒット作です。SNSでは「鬱映画」「ヤバい映画」と語られていますが、観終わった結論は逆でした。これは露悪ではなく、本当のことを嘘をつかずにやるとこうなる、という映画です。前半はネタバレなしで、ヒットの理由から作品の構造、主題歌までお話しします。 【前半(ネタバレなし)】 ・2週目の平日でも池袋は売り切れ。夏休みの劇場で起きていること ・ちいかわたちはフジロックに行ってる人で、我々は配信で見てる人 ・セイレーン編は映画化が決まってから、映画のために書かれた ・大長編ドラえもんの型であり、オデュッセイアであり、見事な3幕構成 ・露悪ではない。創世記から聖書を読み始めた身として言うと、聖書に近い ・モモンガの「優しく剥いて転がし入れろ」が聖書っぽい理由 ・シーサーと栗まんじゅうは物語に無関係。正しく観光客をやっている ・ナガノさんの性別と、ラーメン二郎と栗まんじゅう ・島の文化は日本の祭り+沖縄+ハワイ。浮かび上がるのはアメリカ ・セイレーンの歌は雅楽か、西洋の妖精か ・原作の思考の吹き出しを消したこと(黙説法) ・切なさを、小物で表現するということ ・ちいかわは半分喋らない。ハチワレが翻訳することで成立する世界 ・「俺、完全にハチワレだな」 ・テーマを一言でまとめると「人間は死ぬ」 ・子供に見せていいのか問題。映画ドラえもんだって怖かった ▼ チャプター 00:00:00 オープニング/映画館の熱気がすごい 00:02:48 作品の基本情報と興行収入 00:03:41 英語圏と中国語圏での盛り上がり 00:04:49 音楽はトクマルシューゴ 00:05:47 ちいかわとフジロックは似ている 00:07:08 セイレーン編は映画のために書かれた 00:08:37 露悪ではない。本当のことを言っているだけ 00:09:50 省き方が現実的すぎる 00:10:19 モモンガの「優しく剥いて転がし入れろ」 00:11:22 シリアスと無関係な奴がいることの豊かさ 00:12:15 ナガノさんの性別と栗まんじゅう 00:14:29 島の文化が指しているもの 00:15:53 セイレーンのキャラクター造形と歌声 00:17:33 演出①嘘をついて身を挺する場面 00:19:17 演出②小物で切なさを表現する 00:20:31 ちいかわは半分喋らない 00:21:43 「俺、完全にハチワレだな」 00:23:14 総評/テーマは「人間は死ぬ」 00:24:35 主題歌の話。パンフレットに「机さする」の歌詞がない 00:25:16 子供に見せていいのか問題 00:26:30 西部劇のような、ほろ苦い終わり方 ▼ てけしゅんトーク後半(ネタバレあり)はnoteメンバーシップにて配信中(当日中には公開します) https://note.com/tekeshun ▼ リンク お便りフォーム https://forms.gle/ndCtnd3QgXS4Q5Em6 てけしゅん note https://note.com/tekeshun YouTube版(補足のリアクションあり)https://www.youtube.com/@tekeshun 音楽メモアプリ「Onga9」 https://onga9.jp/ ▼ パーソナリティ てけ(照沼健太)— ポップアート2.0作家/音楽家、MTV Japan、UMJ『AMP』編集長を経て合同会社ホワイトライト代表 しゅん(伏見瞬)— 批評家/ライター、批評誌『LOCUST』編集長、『スピッツ論―「分裂」するポップ・ミュージック』

0:00-27:21

transcript

No transcript — this publisher did not publish one.

show notes

『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』を観てきました。公開10日で興行収入44億円、100億が見えている大ヒット作です。SNSでは「鬱映画」「ヤバい映画」と語られていますが、観終わった結論は逆でした。これは露悪ではなく、本当のことを嘘をつかずにやるとこうなる、という映画です。前半はネタバレなしで、ヒットの理由から作品の構造、主題歌までお話しします。


【前半(ネタバレなし)】

・2週目の平日でも池袋は売り切れ。夏休みの劇場で起きていること

・ちいかわたちはフジロックに行ってる人で、我々は配信で見てる人

・セイレーン編は映画化が決まってから、映画のために書かれた

・大長編ドラえもんの型であり、オデュッセイアであり、見事な3幕構成

・露悪ではない。創世記から聖書を読み始めた身として言うと、聖書に近い

・モモンガの「優しく剥いて転がし入れろ」が聖書っぽい理由

・シーサーと栗まんじゅうは物語に無関係。正しく観光客をやっている

・ナガノさんの性別と、ラーメン二郎と栗まんじゅう

・島の文化は日本の祭り+沖縄+ハワイ。浮かび上がるのはアメリカ

・セイレーンの歌は雅楽か、西洋の妖精か

・原作の思考の吹き出しを消したこと(黙説法)

・切なさを、小物で表現するということ

・ちいかわは半分喋らない。ハチワレが翻訳することで成立する世界

・「俺、完全にハチワレだな」

・テーマを一言でまとめると「人間は死ぬ」

・子供に見せていいのか問題。映画ドラえもんだって怖かった


▼ チャプター

00:00:00 オープニング/映画館の熱気がすごい

00:02:48 作品の基本情報と興行収入

00:03:41 英語圏と中国語圏での盛り上がり

00:04:49 音楽はトクマルシューゴ

00:05:47 ちいかわとフジロックは似ている

00:07:08 セイレーン編は映画のために書かれた

00:08:37 露悪ではない。本当のことを言っているだけ

00:09:50 省き方が現実的すぎる

00:10:19 モモンガの「優しく剥いて転がし入れろ」

00:11:22 シリアスと無関係な奴がいることの豊かさ

00:12:15 ナガノさんの性別と栗まんじゅう

00:14:29 島の文化が指しているもの

00:15:53 セイレーンのキャラクター造形と歌声

00:17:33 演出①嘘をついて身を挺する場面

00:19:17 演出②小物で切なさを表現する

00:20:31 ちいかわは半分喋らない

00:21:43 「俺、完全にハチワレだな」

00:23:14 総評/テーマは「人間は死ぬ」

00:24:35 主題歌の話。パンフレットに「机さする」の歌詞がない

00:25:16 子供に見せていいのか問題

00:26:30 西部劇のような、ほろ苦い終わり方


▼ てけしゅんトーク後半(ネタバレあり)はnoteメンバーシップにて配信中(当日中には公開します)

https://note.com/tekeshun


▼ リンク

お便りフォーム https://forms.gle/ndCtnd3QgXS4Q5Em6

てけしゅん note https://note.com/tekeshun

YouTube版(補足のリアクションあり)https://www.youtube.com/@tekeshun

音楽メモアプリ「Onga9」 https://onga9.jp/


▼ パーソナリティ

てけ(照沼健太)— ポップアート2.0作家/音楽家、MTV Japan、UMJ『AMP』編集長を経て合同会社ホワイトライト代表

しゅん(伏見瞬)— 批評家/ライター、批評誌『LOCUST』編集長、『スピッツ論―「分裂」するポップ・ミュージック』