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Artwork for 文化系トークラジオ Life~社会時評&カルチャー
文化系トークラジオ Life~社会時評&カルチャー · Monday · 22 min

倉本さおりの書評系叩き売りラジオBanana「私のLife くらもと書評版」(ゲスト:碇雪恵)

進行:倉本さおり/ゲスト:碇雪恵 概要 20周年の本編・外伝を終えた倉本さおりが、碇雪恵をゲストに、自分のLifeと重なる3冊を紹介します。結婚式場から家族や社会の仕組みを問い直す、古谷田奈月『神前酔狂宴』。中年期の身体と欲望、思いどおりにならない人生を描く、ミランダ・ジュライ『はいつくばって』。愛と生命を科学のまなざしで見つめる、竹林美佳『愛の単離』。過去の作品が時間を経て新たに響くことと、アーカイブを残す意味も語ります。 レジュメ 本ではなく 自分の実存を叩き売るBanana 倉本さおりの「書評系叩き売りラジオBanana」。今回のゲストは碇雪恵。紀伊國屋書店や本屋B&Bなどで行ってきた「生Banana」の話も。 恋愛・結婚・家族、年齢と身体、科学と生命。Lifeで繰り返し考えてきた問いに、いま読む小説をつなげる。 古谷田奈月 神前酔狂宴 古谷田奈月『神前酔狂宴』(河出文庫)。装画は鳥飼茜、文庫解説は倉本さおり。結婚式場を舞台にした、社会派サスペンスとしての面白さを紹介する。 「なんでみんな、結婚を披露するの?」。結婚や披露宴を当然とする感覚から、家族、労働、制度へと問いが広がる。 同じ職場でも、距離を取って見る人と、家族のような居場所として愛着を持つ人がいる。二人の若者の関係を通して見えてくる、所属と生き方の違い。 永田夏来や澁谷知美らと、社会の構造から結婚・家族を考えてきたLifeとのつながり。神社と婚礼の空間を、歴史や権力の視点から読む倉本の書評。 ミランダ ジュライ はいつくばって ミランダ・ジュライ『はいつくばって』(岸本佐知子訳、新潮クレスト・ブックス)。成功した45歳のアーティストが、単独ドライブ旅行をきっかけに思いがけない方向へ進んでいく。 遠くへ行くはずが、家の近くのモーテルに滞在し、部屋まで改装。計画どおりにならない人生を、笑いと切実さを交えて描く。 妻、母という役割だけでは語りきれない欲望や、更年期の身体の変化。Lifeの「五十歳。何がめでたい!?」とも重なる、中年期をどう生きるかという問い。 碇は恋愛リアリティー番組『あいの里』から、人がそれぞれの経験を抱えて生きる姿に話をつなげる。倉本はジュライの『あなたを選んでくれるもの』にも触れ、他者の肉声を聞くことをLifeの対話に重ねる。 竹林美佳 愛の単離 竹林美佳『愛の単離』(フィルムアート社)。愛を物理的な現象として取り出そうとする大学院生を描く表題作と、体外受精の技師を主人公にした「地に満ちる」を収録。 愛や生命を、母性や社会的な役割の言葉だけに閉じず、科学的な観察のまなざしから描く。その冷静さから立ち上がる、美しさや切実さを倉本が語る。 出産や育児をめぐる経験も、ひとつの意味づけで括らずに読む。約10年前に発表された作品が、いまの自分や社会からどう見えるか。 時間が経ったからこそ見えてくる作品の力 『愛の単離』は、倉本さおり・滝口悠生・町屋良平が選者を務める「First Archives」第3回配本。文芸誌に発表されたまま単行本にならなかった作品などを、あらためて読者へ届ける企画。 当時は実感できなかった話が、後から自分の問題として響く。過去の放送を聴き直せるLifeのアーカイブと、埋もれた作品を本にする仕事が重なる。 倉本さおりの書評系叩き売りラジオBanana(10月25日収録) 碇雪恵さんゲスト回 Learn more about your ad choices. Visit podcastchoices.com/adchoices

0:00-22:48

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show notes

進行:倉本さおり/ゲスト:碇雪恵

概要

20周年の本編・外伝を終えた倉本さおりが、碇雪恵をゲストに、自分のLifeと重なる3冊を紹介します。結婚式場から家族や社会の仕組みを問い直す、古谷田奈月『神前酔狂宴』。中年期の身体と欲望、思いどおりにならない人生を描く、ミランダ・ジュライ『はいつくばって』。愛と生命を科学のまなざしで見つめる、竹林美佳『愛の単離』。過去の作品が時間を経て新たに響くことと、アーカイブを残す意味も語ります。


レジュメ

本ではなく 自分の実存を叩き売るBanana

倉本さおりの「書評系叩き売りラジオBanana」。今回のゲストは碇雪恵。紀伊國屋書店や本屋B&Bなどで行ってきた「生Banana」の話も。

恋愛・結婚・家族、年齢と身体、科学と生命。Lifeで繰り返し考えてきた問いに、いま読む小説をつなげる。

古谷田奈月 神前酔狂宴

古谷田奈月『神前酔狂宴』(河出文庫)。装画は鳥飼茜、文庫解説は倉本さおり。結婚式場を舞台にした、社会派サスペンスとしての面白さを紹介する。

「なんでみんな、結婚を披露するの?」。結婚や披露宴を当然とする感覚から、家族、労働、制度へと問いが広がる。

同じ職場でも、距離を取って見る人と、家族のような居場所として愛着を持つ人がいる。二人の若者の関係を通して見えてくる、所属と生き方の違い。

永田夏来や澁谷知美らと、社会の構造から結婚・家族を考えてきたLifeとのつながり。神社と婚礼の空間を、歴史や権力の視点から読む倉本の書評。

ミランダ ジュライ はいつくばって

ミランダ・ジュライ『はいつくばって』(岸本佐知子訳、新潮クレスト・ブックス)。成功した45歳のアーティストが、単独ドライブ旅行をきっかけに思いがけない方向へ進んでいく。

遠くへ行くはずが、家の近くのモーテルに滞在し、部屋まで改装。計画どおりにならない人生を、笑いと切実さを交えて描く。

妻、母という役割だけでは語りきれない欲望や、更年期の身体の変化。Lifeの「五十歳。何がめでたい!?」とも重なる、中年期をどう生きるかという問い。

碇は恋愛リアリティー番組『あいの里』から、人がそれぞれの経験を抱えて生きる姿に話をつなげる。倉本はジュライの『あなたを選んでくれるもの』にも触れ、他者の肉声を聞くことをLifeの対話に重ねる。

竹林美佳 愛の単離

竹林美佳『愛の単離』(フィルムアート社)。愛を物理的な現象として取り出そうとする大学院生を描く表題作と、体外受精の技師を主人公にした「地に満ちる」を収録。

愛や生命を、母性や社会的な役割の言葉だけに閉じず、科学的な観察のまなざしから描く。その冷静さから立ち上がる、美しさや切実さを倉本が語る。

出産や育児をめぐる経験も、ひとつの意味づけで括らずに読む。約10年前に発表された作品が、いまの自分や社会からどう見えるか。

時間が経ったからこそ見えてくる作品の力

『愛の単離』は、倉本さおり・滝口悠生・町屋良平が選者を務める「First Archives」第3回配本。文芸誌に発表されたまま単行本にならなかった作品などを、あらためて読者へ届ける企画。

当時は実感できなかった話が、後から自分の問題として響く。過去の放送を聴き直せるLifeのアーカイブと、埋もれた作品を本にする仕事が重なる。


倉本さおりの書評系叩き売りラジオBanana(10月25日収録)

碇雪恵さんゲスト回

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