
山火事の延焼を抑える“小さな救世主”ビーバー ダムを作る習性を生かし、失われた自然を取り戻す
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「山火事の延焼を抑える“小さな救世主”ビーバー ダムを作る習性を生かし、失われた自然を取り戻す」 「イット!」では今週、未来に向けたSDGsについてお伝えしています。31日は世界各地で相次ぐ山火事から森を守る“小さな救世主”です。映像に映るのは、自分の作ったダムの近くで愛らしい姿を見せるビーバーです。実はいま、山火事から“自然を守る救世主”として注目されています。その理由は、木の枝などを積み上げた「ダム」です。ビーバーのつくるダムが川の水をせき止めて湿地を広げることで、山火事の延焼を抑えることが期待されているのです。2026年、山火事による焼失面積が観測史上2番目の規模となったアメリカ・ユタ州では、こうしたビーバーのダムの効果に着目し、ビーバーのダムに似せた人工のダム作りが広がっています。枝や石・土などを使ってビーバーのダムを再現し川の流れを緩やかにすることで、乾燥した土地に水を蓄える狙いがあります。ボランティアの人は「私たちは自然に悪いこともしてきた。それを修復する責任があると思う」と話します。人工のダム作りとともに進められているのが、ビーバーをこうした場所に移送する取り組みです。ビーバー保護・移住組織 ネイト・ノーマン氏:この2匹は都市部で車にひかれる可能性があった。河川の修復作業を始めた場所に連れて行き、その続きを担ってほしい。取材した日は、都市化で行き場を失った2匹のビーバーが山に移されました。新天地となったのは、乾燥が進む山あいの川です。ここでビーバーがダムを造り、水を蓄えることで、周辺の自然環境を回復させることが期待されています。人間が造ったダムがある場所でビーバーが住み着き、そのダムを補強しながら維持している場所もあります。河川復元プロジェクトの責任者 シェーン・ヒル氏:持続可能な活動だ。成功すればビーバーが戻って作業を代わりにしてくれる。地域住民が参加し学び、それを広めることにつながる。保護されたビーバーが新天地で繁殖し、100を超えるダムを作った地域もあります。山火事の延焼を抑える“小さな救世主”、ビーバーへの期待が高まっています。